季譜の里(岡山県・湯郷温泉)で働くタイのお二人にインタビュー!「岡山弁の日本語はまだまだ勉強中(笑)」


岡山県の湯郷温泉・季譜の里には、タイ人女性が2名働いています。
名前はペンさん(写真左)とアイスさん(写真右)。
日本の旅館でタイ人を2名雇っている旅館は珍しい。

季譜の里の佐々木社長は20代の頃、バックパッカーで訪れたタイという国に魅せられた。
当時、貧乏旅をしていた佐々木社長は多くのタイ人に助けられ、多くの感動をもらった。
そのため、タイへの感謝の気持ちが強い。
もしかすると、「日本の旅館で働きたい」という思いでやってきたタイの人達の夢を叶えることで、当時の恩返しをしているのもかもしれない。
そんな季譜の里で働くタイの2人の女性にインタビュー取材してみました。


アイスさん「2016年4月に季譜の里に来ました。季譜の里に来る前は京都に1年半住んでました。
私は日本のデザインに非常に興味があり、京都造形芸術大学の日本語学校に通ってました。建築家の隈研吾さん、安藤忠雄さんも大好きです」

ペンさん「私は2017年1月に来ました。タイの大学で4年間日本語を勉強して、
卒業後、タイで日系の旅行会社で働いていました。ただ、お客さんはタイ人だったので、
ほとんど日本語を使うことがなく、「もっと日本語を勉強したい」と思い、日本に来ました。初めは日本人の知り合いが広島県の福山にいたので、そこに住みました」

アイスさんもペンさんも日本語に非常に興味があるようで、まだまだ勉強は怠らない。

ペンさん「今はテレビドラマを観て勉強してます(笑)」

アイスさん「毎日、お客さんとお話している内にどんどん日本語を覚えました」

ペンさん「タイで勉強していたことがなんだったのか。あまり役に立ちませんでした。それにしても日本語の敬語は特に難しいです」

アイスさん「私は岡山弁は未だに分からないことがあります(笑)。それとお料理の名前は難しいいです。”生麩”って何?みたいな」




最初、日本人ばかりの環境に戸惑ったこともあったという2人。そこは持ち前の“笑顔”でお客様やスタッフと打ち解け、今では立派なスタッフとして働いている。

アイスさん「季譜の里のスタッフ全員、お客様がまるで家に帰ってきたように寛いでもらいたいと思っています」

ペンさん「できるだけお客様のご要望には応えようと努力するところがすごいと思います」

アイスさん「タイではなかなか、ここまでのサービスをする宿はないと思います」





2人が口を揃えていうのは、「お客様と話すのは楽しい」ということ。恐らくお客様も2人と話していると、その笑顔に癒されるのだろう。微笑みの国からやって来たペンさんとアイスさん。その笑顔に会いに、季譜の里へ行ってみるのもありですね。まさに新しい旅館の楽しみ方を体験できる場所。最後にプライベートについても聞いてみた。休日は何してるの?

アイスさん・ペンさん「ネットショッピング~(笑)」

最後まで最高の笑顔で答えてくれました。どこの国の女性もショッピングが大好きなんですね。

取材協力:季譜の里 (公式HPはこちら)