ホテル仙景(神奈川県・箱根)で働く台湾のお二人にインタビュー!「仕事終わりには必ず2人で温泉に入ります(笑)」


外国人観光客にも有名な観光地「箱根」では、すでにたくさんの外国人スタッフが活躍しております。今回は、ホテル仙景様で働く台湾人のイジュさん(写真左/台湾・桃園出身)とコウさん(写真右/台湾・高雄出身)をご紹介致します。

イジュウさん「台湾の大学で日本語学んでいます。大学の実習も兼ねて、1年間仙景さんで働かせてもらっています。旅館を選んだ理由としては、もっと日本語が上手くなりたいためです。たくさんの日本人のお客様と触れ合えば、日本語も上手くなると思いまして」

コウさん「私も今まで勉強をしていきた日本語をいかせるようにサービス業を選びました。それで友達の紹介を受けて仙景さんで働かせてもらうことになりました」

「日本語がもっと上手くなりたい」という向上心があるせいか、わずか数ケ月で旅館で使う日本語をマスターした。

さんイジュウ「お料理メニューの日本語はまだまだ難しいです」

コウさん「お客さんに"この素材はなんですか?"とか聞かれて、分からない場合は、"少々お待ちください"と言って、先輩スタッフさんに聞きに行きます(笑)。それとお客様に使う敬語が難しいです」

イジュウさん「本当に敬語は難しい。台湾の学校では学ばなかった日本語がいっぱいありますので。日本語はまだまだ勉強することがいっぱいありますので、休日は小田原の図書館で日本語の本を借りて勉強しています。借りる本は赤川次郎の小説ですけど(笑)」




勤務し始めて、数か月が経ち、旅館の勤務スタイルにようやく慣れてきたという2人。

コウさん「朝勤務して、間休みがあって、夕方から夜勤務という感じで、初めは疲れることもありました」

イジュウさん「今はだいぶ慣れてきて、お昼休憩の時に少し仮眠を取ると、体がすっきりして、夜の勤務が頑張れます。で、勤務が終わった後に毎日、コウさんと温泉に入ります」

コウさん「温泉は本当に気持ちいいですよ。温泉旅館で働けて本当によかったと思う瞬間です」

イジュウさん「台湾の温泉は、水着を着て入りますが、日本の温泉は裸(笑)。だからなのか、全部をさらけ出せるというか、素直な気持ちになり、本音で話ができます」




思いのほか充実した日々を送っているお2人。休日もどこかに遊びに行ったりしているのかと思いきや。

コウさん「休みのは2人で電車で約20分かけて小田原まで生活用品の買い出しに行きます」

イジュウさん「箱根はスーパーがないので(笑)」

2人に今後の目標について聞いてみると。

イジュウさん「仙景は台湾のお客様がまだまだ少ないのでもっと増えるといいなと思っています」

コウさん「台湾のお客様が来ると、やっぱり嬉しいですから。個人的な目標ですが、せっかく日本にいるので、休日にはもっといろんな所に旅行に行きたいと思っています」

取材協力:ホテル仙景 (公式HPはこちら)